愛するということ – エーリッヒ・フロム

読書記録

第1章「愛は技術か」

1章の概要(かんたんな要約)

人々は愛について学ぶことなどないと考えている。

多くの人がもつ愛に対する誤解は以下の通り。

  1. 「愛する」ではなく「愛される」という問題である 
    – どうすればモテるか、愛されるか
  2. 愛する「能力」ではなく愛する「対象」が問題である 
    – 愛することは簡単。いい人を見つけることが難しい
  3. 恋に「落ちる」という最初の体験と「愛する人と共に生きる」という持続的な状態を混同している
    -俗にいう「恋」と「愛」がごっちゃになっている

本当は愛するということは難しく、人々は失敗を繰り返しているのに「愛は技術であり学び習得できる」という概念がないために、人々は同じ過ちのループから抜け出すことが出来ないでいる。

心に残ったポイント

愛は技術であり、音楽、絵画、医学などを学ぶときと同じように学び、練習・実践することで「人を愛せるようになる」。

そして人々が愛するという技術を学ぼうとしないのは、本当は心の底から愛を求めているくせに、愛は仕事や成功や他の目標ほど重要ではないと考えているから。

自分の考え・共感・違和感

愛は習得できるスキルであるという考えは今までなかった。

「愛とはなにか」と問いかけたことはあったが、答えは見つからなかった。

愛する技術を学ぼうとしてこなかったのは、「愛が習得可能な技術である」という考えが全くなかったから。

また、欲しいものを得るために愛するという行動を真似ていただけだったからかもしれない。

次の章を読んだら追記予定…

 

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