テクノロジーの奴隷、インプットの奴隷

日記

暇やシングルタスクに耐えられない

ここ最近デジタルやテクノロジーの弊害を感じている。

大量の情報を常に取り入れる習慣で脳が常に疲れ、目も頭皮もこわばっている。

暇な時間ができた時じっとしたりぼーっと過ごすことができない。

常に何か情報を取り入れたくなるしSNSやメールチェックなどをしてしまう。

きっかけは数ヶ月前にSNS断ちをしてみたことかもしれない。

SNSの代わりにYoutubeをだらだらみるようになってしまった。

移動時間もオーディオブックかYoutubeを流し、暇な時間、風呂の時間、寝る直前までKindleで読書をする。

最初はSNSなどのスクロールの奴隷だったのが、今はYoutubeやオーディオブック、読書などインプットの奴隷になってしまったように感じる。

インプットの奴隷とは、おそらく手持ち無沙汰な退屈な時間に耐えられず本当に必要ではない情報を無目的に摂取することではないかと思っている。

暇な時間、何も聞かずに通勤する、家事をするといったことに耐えられなくなってきている。

集中力の低下と注意散漫

しかし、インプットの奴隷とはいえ、本を読み始めたら5分とたたないうちに他のことや他の本が気になり始めてしまう。

明らかにテクノロジーによって集中力が落ちている。

Youtubeは倍速にしたくなるし、面白くない展開のドラマもスキップしたくなる。

明らかにドーパミン中毒になっている。

海外に来る前にiPhone、AirPods、iPad、Apple Watchを新調した。

生活の全てがデジタル化し、iPhoneなしで生活するのが難しくなっていることに気付いた。

たくさんの機能を1つの端末に集約できるのはかなり便利で画期的なことではあるが、それゆえに注意が奪われる。

目覚まし時計、ストップウォッチ、タイマー、メモ帳、財布、天気予報、翻訳機、電卓、時刻表、地図、本、カレンダーなど生活の基本的なことでさえiPhoneにまとめてしまっているのでほぼ100%iPhoneを使わないことには生活できなくなっている。

たとえば、朝起きて目覚まし時計を止める、時刻を確認する、天気をみるなど。

2カ国を引っ越して住んできたのでミニマリスト的に荷物を減らしたくてデジタル化したが、帰国したら極力iPhoneなどのデジタルデバイスに依存しすぎないようにしようとおもう。

目覚まし時計を買い、キッチンではキッチンタイマーを使い、紙の手帳でスケジュールを管理し、本も極力紙媒体で読もうと思っている。

それほどまでにデジタルに脳のリソースを持っていかれているように感じる。

ChatGPTが急速に加速し始めたここ一年、特により加速した社会、情報過多になっているように感じる。

テクノロジーの恩恵に感謝しつつも、過度に依存しないように気をつけなければならない。

物を減らすためにデジタルデバイスに全てを集約するのは、なによりも大切な集中力や注意力を生贄に捧げる悪魔の取引なのかもしれない。

 

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